2014年2月5日水曜日

聖書の概要③-疑問の①③。聖書が書かれた言語と書いた人(筆者) 



聖書は、3つの言語で書かれた66冊からなる本であることが、こ

れまでの私なりの調査でわかりました。

しかし疑問もわいてきました。それは、

① なぜ三つの言語、しかもヘブライ語・アラム語・ギリシャ語で書かれたのか・・・。
② また、だれが書いたのか・・・。
③ いつ(何年ぐらい前)書かれたのか・・・。

です。

まず関連しあっている ①と③ の2点を調査しました。



聖書の言語について考える上で最初に抑えておきたいのは、

書を書いたのは「どこの国の人か」という点です。答えはユダヤ人

です。それは聖書に書かれていました。

ローマ 3:1,2・・・要約すると、“聖書の神は、神聖な宣言をユダヤ 
人に託された”ということです。もう少し言い方を代えると、“聖書

の神はユダヤ人に聖書を書かせ”ということでしょう。

この点を踏まえたうえで、上の①と③を考えます。



①③-1 聖書・・・ヘブライ語とアラム語で書かれた理由

書かれた時代:
聖書の辞書を調べてみると、ヘブライ語とアラム語の部分は、西

暦前(BC)1513年~西暦前(BC)443年ごろに書かれたとありま

した。

当時のユダヤ人は母語としてヘブライ語、近縁のアラム語を使っ

ていたため、ヘブライ語とアラム語で書かれたようです。


①③-2 聖書・・・ギリシャ語で書かれた理由

書かれた時代:

聖書の辞書を調べてみると、ギリシャ語の部分は、西暦(AD)41年から西暦(AD)96年ごろに書かれたとありました。

当時、コイネーと呼ばれる国際ギリシャ語が、国際語として用いら

れていました。一方当時のユダヤ人は各地に散らばっていまし

た。これは西暦前6~7世紀のバビロン捕囚が大きく関係してい

ようです。捕囚が終わった後も多くのユダヤ人はパレスチナに

は戻りませんでした。結果としてユダヤ人の多くはヘブライ語を理

解できなくなり国際ギリシャ語を使うようになりました。

それで、聖書の一部はギリシャ語で書かれたようです。



書かれた時代背景を調べると、なぜ聖書がこの三つの言語で書

かれたのかが理解できました。

また聖書は、西暦前1513年ごろから西暦96年ごろまでのおよそ

1600年をかけて書かれた本だという事も分かりました。すごい本

ですね。当然1人では書けないですよね。


次回は疑問点の②、聖書はだれが書いたのか・・・この点を調査

したいと思います。